ジャパンカップを観た話

はじめに

12月16日に競走馬イクイノックスの引退式が中山競馬場で行われる。先日11月26日のジャパンカップは、結果的にこの馬のラストランとなった。そのレースを私も観戦していた。かねがね、ウマ娘の影響からそのうち現地で競馬を見てみたいと思っていた。そして、レコードを更新した衝撃の秋天、フォロワーの猛烈なイクイノックス推しがあった。そういった気運が高まり、競馬場に足を運ぶことにしたのだ。

来たぞ、競馬場

今回は私にとって人生初の競馬場、競馬観戦となる。府中中央駅の改札を出ると、東京競馬場に直通する通路があった。人の流れに乗ってその道をしばらく行くと入場口があり、事前に購入していた入場券を見せて入場した。

第一印象は、広い。その一言だった。レースが2000mとか走るわけだから、それ相応に広いというのはわかってはいたけど、実際に見るととんでもない広さだ。馬場だけでなく、建物の方も滅茶苦茶に大きい。イオンモール、いやららぽーとくらいある。実際、中には飲食店があちらこちらにあり、内装も小綺麗でショッピングモールのそれに似ていた。

あとお茶の機械が各所に設置してあって、無料で飲める。嬉しい。

地下通路を通って馬場の内側に行くことができる。その日はそこで各地の競馬場のラーメンのフェアが開催されていた。食べなかったけど。あと子供向けの遊具施設があり、大きなドーム型のトランポリンがあったりした。楽しそう。やりたい。

あほ広い

お茶の出る機械

 

パドック

そうこうしているうちにパドックの時間になった。最初は建物の上階から見下ろしたのだけど、もっと近くで見たくなったので地上に降りて馬を見に行った。とはいえ相当な人混みで、背伸びしてやっと見えるかどうかといった具合だった。それでも、レースで見るより近くでスター馬達を見られるのだから良いものだ。

いざレース!

馬券の買い方が分からず右往左往しているうちに、レースの時間になってしまった。慌てて馬券を買う。スタンドはもう人でいっぱいのようで、スタッフに誘導され馬場内で観戦することになった。

イクイノックスは圧倒の1番人気。リバティアイランドも3番以降に差をつけての2番人気だった。

中央の巨大モニターにオープニングの映像が流れると会場から歓声が沸き上がった。

それから各馬が難なくゲートに収まり、スタートを切った。スタートからしばらく、会場にどよめきが上がる。パンサラッサの大逃げだ。

馬群はあっという間にスタンド側から見えなくなってしまい、モニターに目を移す。パンサラッサはそのままリードを広げていく。まさかこのまま逃げ切ってしまうのではないかというほどの勢いだった。

しかし、イクイノックスは冷静に3番手に付き、その後ろ内側にはリバティアイランドもいた。そのままの並びで第4コーナーを回り、まだパンサラッサが先頭をキープしている。ここから追いつけるのか。モニターから最終直線に目を移す。その一瞬だった。

さっきまでかなりの差があったはずがもうイクイノックスが並びかけている。そのまま追いつき、追い越し、疾風のごとく走り抜け、気が付けばイクイノックスが1着だった。2着リバティアイランドに4馬身差の圧勝だった。

 

2023年 ジャパンカップ(GⅠ) | イクイノックス | JRA公式 - YouTube

レース映像

 

おめでとう

勝ちました

完全にビギナーズラックだが三連単が当たった。300円しか買わなかったし、人気もあって大金にはならなかった。だけどこの日の経費を払ってもちょっとおつりが出るくらいにはなったので、ホクホクである。ありがとうイクイノックス、ありがとうリバティアイランド、ありがとうスターズオンアース。

いえーい

 

博物館に寄り道

競馬場の敷地内にある博物館にちょっとだけ寄った。閉館間際だったのですべてはまわれなかったが。この日は白毛についての展示を行っていた。その展示の先の方には歴代の名馬の展示もあった。

結構詳しく書かれていた

感想

正直見に行けてよかった。レース結果としては実力通りと言えるかもしれない。ただ、パンサラッサの大逃げにも動じず、実力を発揮して快勝したイクイノックスの強さは本当にすごい。何より、実際に馬券を買って、現地で見る臨場感は相当に面白かった。

実際結構遠いしライブ映像で見た方が鮮明ではあるのだけど、歓声や地鳴り、実際のスケールで見るスピード感は、現地で見てみないと分からないものだなと思った。とにかく、競馬を体験できてよかったし、初めての経験がこの素晴らしいレースで良かった。

イクイノックス、ありがとう。